おなまえ Eメール タイトル メッセージ > なぜ病院のベッドにシリルが寝ているのか? > 事の発端はミリル達がこの町に来た時までさかのぼる > > 隣町へ日用雑貨等の買出しへとやってきた > ミリルとシリル > いつも通りの道中を通り町へ入った所だった…… > > 「さってと何処から買いに行こうか?」 > 「えと、生活雑貨からだから町の北側だよ みーちゃん」 > 「あっちの方だね、よし競争しようか!」 > と言うとさっさとかけ出すミリル > 「みゅ!? みーちゃん! 待ってよぉ!」 > それをトコトコと擬音が付きそうな足取りで追うシリル > まだこの時はふたりとも気づいていなかった危機が迫っていることに…… > > 「到着♪ あれ?シリルは……ああいたいた」 > 「みゅぅーみいちゃんひどいよー」 > 「ごめんごめん広いとこで走りたくなっちゃってね で目的の店はここだよね?」 > 「みゅ? うんここだよ ってみーちゃん解らずに走ってたの?」 > 「ん? いや勘でここかなと」 > 「みゅう」 > 自身の姉の野生分に少し呆れながらも二人で買い物を済ませて > 次の店に行こうとする > > 「さて……」 > 「みーちゃんダッシュ禁止」 > 「う、はいはい」 > 「みゅー」 > 釘を刺されて苦笑いのミリルとちょっと膨れ気味のシリル > やっぱり仲がいい姉妹の会話でした > と、その時後ろから悲鳴が上がります > 「きゃあああああ!!!」 > 「えっ!?」 > 「みゅ!?」 > 振り向いたその先にはそれなりに冒険を積んでいる二人にも > 見たこともない物でした > その物は黒く細長い塊みたいな形をしていて > いろんな場所から触手を出し振り回して暴れていた > とっさにかけ出したミリルはその物体に飛び蹴りを仕掛けます > 「おりゃあぁぁっ!」 > 勢いのついた蹴りをまともに食らったその物はその場に倒れ > 触手をしばらくばたつかせた後動かなくなりました > 「ふぅ……なんなんだろうこれ? 生き物って感じじゃないし……」 > 「みーちゃん!大丈夫!?」 > 「あー平気平気 それよりも……なんだろうねこれ?」 > 「みゅ?……うーん解らない」 > 「んー……ん?」 > ミリルの目に止まったのは見慣れないマークでした > 鷲を象った紋章のようなものが刻まれてるようでした > 「って事は人工物かこれ でも誰がこんなものを?」 > 「みゅう〜ねぇみーちゃん早く帰ってくーちゃん達にも来てもらおう?」 > 「ああそうだね…」 > 『ピー』 > 「え?」 > 『機密保持の為自爆します、3、2、1』 > 「みーちゃん!!」 > ドォォォォォォォォン!! > > 爆発の瞬間ミリルを守るためにシリルが爆発とミリルの間に割って入り > 代わりに怪我を負って近くの病院に緊急入院となった > しかし隣町の医療機関ではシリルほどの大怪我に対応できる設備は無く応急処置が精一杯であった > 一日経って改善の兆しも無く > 手を尽くした病院の医師達はかつての英雄にして > 魔術医療専門家ルティへ助力を求める手紙を書いたのであった > > 一方その頃、明日香とルティとココナは一緒に町を散策していた > 「へぇー窓から見たときはもっと静かなとこかと思ったけど結構賑やかですね」 > 「昼間は大体こんなものよ、はぐれないようにだけ注意してね」 > 「はーい、ってあれココナさんは?」 > 「え?……またか あの子ったらもう」 > > 「ご主人様ー! 明日香さーん! どこですかー!」 > ココナ本日も絶好調である > > 参照先 削除キー (英数字で8文字以内) クッキー情報保存
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