おなまえ Eメール タイトル メッセージ > 舞台は町から離れた森の中、先ほど明日香が襲われた森の近く。 > 一人の男が先ほど明日香が襲われた森の近くでくつろいでいた。 > 髪は金髪にの肩ぐらいの長さ、ごく普通の服装、目は赤い男性だった。 > 彼は、明日香の襲われていた近くの茂みで目を瞑り、昼寝をしていた。 > > そして、男は夢を見る、何処か見覚えある光景の夢を… > > そこは、小さな研究所。 > 彼らは、その研究所の広場のような所で監視をされながら、この世界の実験研究のサンプルとして暮らしていた。 > この世界に来たのは突然の出来事だった。 > 今いる世界で突然、不思議な光に覆われたと思うと意識を失い、気が付いた時には別の世界にいたのだ。 > 彼だけじゃない、彼の他にもこの広場に飛ばされた者達が居た。 > その研究所で出会ったのは、数名の研究者だった。 > その中で、彼らと良く合っていたのが、この3人、若々しい男性二人と金髪の少女が一人だった。 > 3人は、何故彼らがここに来てしまったのかを話出した。 > この世界にあるゲート、それによって彼らはここへ飛ばされたのだと言う、今すぐ元の世界に戻すよう頼み込んだが、ゲートは何時何処で発生するかわからないと言うのだ。 > ゲートを探知する機械、ゲートを作る機械も、この世界には無かった。 > 元の世界に還れない、悲しさを秘めがら、彼らは3人の研究者と共に暮らす事を決意する。 > それと言うのも金髪の少女が「絶対に元の世界に返してあげる」と言う言葉を半信半疑ながら信じようと思ったからだ。 > この世界の生活をして、早半年近く、金髪の少女が広場へやってくると、ある報告をした。 > それが、あいつとの出会いだった。 > 「今日は新しいお友達を紹介するね」 > 金髪の少女はそう言うと、彼女の後ろから少女より少し背の高い子供がやってきた。 > 見た限りでは普通の人間にしか見えなかった、しかし… > 「この子は、貴方達と同じ力を持っているわよ、私もを貴方と出会ってから発症者になったけど、この子も、同じ境遇よ、見せてあげて?」 > そう言って少年は、左腕を上に向ける、すると、だんだん腕の形が変化していき、大きな爪のような物へと変化した。 > しかし、制御しきれてないのか、少年の顔が少しずつ辛くなっていく様子が伺えた。 > 少女は、彼の腕に触れ、機械を使って腕の力を強制的に弱めた。 > 「こういうわけだから、この子もこれからここで一緒に過ごすことになるわ、そうね、貴方と一緒にこの子達を管理してもらおうかしら」 > それが彼と少年の出会いだった。 > そして… > 「お前、名前は?」 > この世界に召還されたが少年に声をかける。 > 「なまえ? 名前なんてない、俺は、何もない、あるのはこの化け物の腕だけ…」 > そう言って頭を下げてしまう。 > 「なら、俺が名前を付けてやるよ、そうだな…ショウ、ショウなんてどうだ?」 > 「しょう?」 > 「ショウ、お前の名前だ!!」 > こうして腕が変化する少年に「翔」と言う名前が付けられた。 > > そこで目が覚める、男は少し懐かしいような顔をすると木に背中を預け、空を見上げた。 > 「あはは、あの世界にいた頃の夢を見るとはな、先ほど、気を失っていた少女が来ていた服を見てからか…」 > 明日香が意識を失う少し前、彼は明日香の悲鳴を聞いてそこへ向かっていたのだ。 > しかし、たどり着いた時には、見知らぬ光に覆われ、形容しがたい何かを怯ませていた。 > 光を放った明日香はその場で気を失い、触手を持った形容しがたい何かはその場を動かないままだ。 > 男はスッと黒い剣を抜くと、そのまま切り上げ、形容しがたい何かを吹き飛ばした。 > 形容しがたい何かは、木々や草々に何度もぶつかりながら姿を消した。 > ……何もしてこなかったので、楽に片付いた。 > そして、明日香の方を見つめる、何処かで見覚えあるような服を来ているその子は気を失ったまま、白い翼のような物を出していた。 > やがて、その翼は役目を終えたかのように、明日香の中へ消えていく。 > 『この少女は、一体…』 > そう考えていると森の茂みから足音が聞こえる、同じように悲鳴を聞いた者だろうか。 > 男は木の枝に向かって飛びあがって様子を確認した。 > 「!!、ご主人様、女の子が倒れてます!!」 > 犬耳の少女? 何故こんなところに…そう考えていると今度はこの世界では有名な女性が現れた。 > 彼女は、明日香の意識を確認し、気を失ってる事を確認すると、明日香をおぶって、犬耳の少女と共にそこから立ち去った。 > 男は木から飛び降りて、彼女の背中を見つめながらこう言った。 > 「あの者なら大丈夫だろう」 > そう言って、そこから去り、茂みで休んで、今に至る。 > > 木々の間から光を通って、森に木漏れ日を作る、そんな森を見つめながら青年は口を開いた。 > 「今、あの世界では、どんなふうになっているのだろうな、あいつら、何をしているのだろうな、 > アーダイン、ミカド、ジュンイチロウ、ショウ…」 > こうして舞台は再び明日香の方へ戻る。 参照先 削除キー (英数字で8文字以内) クッキー情報保存
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