おなまえ Eメール タイトル メッセージ > 一方親の心配を余所にルティの家で泊っていた明日香はと言うと… > 「明日香さん、そっち終わりそうですかぁ?」 > 「は〜い、後ここを掃除したら終わりますぅ〜」 > 「それじゃあそれ終わったら戻って来てください、お掃除用具片付けた後、お昼にしましょう」 > ココナの掃除の手伝いを行っていた。 元はと言えば朝食を食べている時に明日香自身から何か手伝えることはないかと行って来たのだが。 > その際に、ココナから掃除の手伝いをお願いされ、今に至る。 > ルティはその際に洗濯を行っており、それぞれ役割分担が出来ているといったところだった。 > 「こんなものかな、片付けて早くいこっと、お腹ペコペコ」 > そう言って掃除用具を片付け始める、ふと本棚に目を行くと何か不思議な本があった。 > 気になって手にとると、表紙だけで中身は何も書かれてない白紙のページ。 > 日記か何かかな? にしては白紙の枚数が中途半端だし、毎日描くようなものでもない。 > さらに疑問をよぎったのは何か線のようなものが繋がっている事だ。 > その先には何かボタンのようなものもあるし、何なのか全くわからない本だった。 > 「明日香さん? どうしました?」 > 「ひゃわ!? ココナさん…」 > 思わず変な声が出る。 明日香が戻ってくるのが遅かったため、ココナが心配になってきたのだった。 > 「もうお昼の準備できてますよ? どうしたんですか?」 > そう言って明日香の持っている本を覗いた。 > 「あ、それ…」 > 「この本、何ですか? 何も書かれてないし、ページ数も少ないし…」 > 明日香が問いただすと、ココナは何か懐かしさを感じるかのように説明した。 > この本は自分の行動次第で物語がつづられる本なのだと、かつてココナやシリル達も、この本の中で大冒険や盛大な対決をした事を話した。 > その感想に明日香自身も機会あればやってみたいと思ったが、ココナがそれを止めた。 > 明日香が理由を聞くと、ココナは顔を赤くしながら… > 「えっちな事、されるかもしれませんよ?」 > と、言うと明日香も顔を真っ赤にした。 > ともかく、ボタンを押さないように本を元の位置に戻した。 > > お昼を済ませ、ココナが食器を洗う音がキッチンから聞こえる。 > やることも特にないし、これからどうしようかなと思っていた時だった。 > 「明日香さんちょうどよかったわ」 > 「ルティさん?」 > 玄関近くでルティが明日香に声をかけた。 > 「これから貴方とココナを連れて、街の中を案内しようかなと思ってたんだけど、一緒に行く?」 > そのお誘いを明日香は断る理由は無かった。 > 「うん、街に行ってみたい!!」 > 「本当に? 買い物もするから荷物を持たせるかもよ?」 > 「…そのくらいならお手伝いって事でやりますよ」 > とルティのからかいを受け入れる明日香。 > 「冗談よ、お客様にそんなことはさせないわよ、ココナ準備は出来た?」 > 「はい、洗い物も終わりましたし、アスカちゃんにも餌を置いておきましたし、こちらの準備は終わりました。 > ただ、明日香さんがさっきから見当たらないんですけどぉ」 > 「明日香ちゃんならもうこっちに要るわよ」 > 「うにっ!?」 > そう言って慌てて玄関へとやってくるココナだった。 > ここにきて思うけど、ココナさんのあの「うにっ」て言葉が少し気になるなぁ。 > 本人は口癖でつい言ってしまうって言うけど… > そう考えながらココナ達と共に家から出る、家の鍵を閉め、街へと歩き出した。 > > > 一方…隣町に出かけたミリルとシリルは、隣町の病院の部屋にいた。 > 「はぁ、はぁ…み、みーちゃん」 > 「大丈夫、私はここにいるわよ…」 > 部屋では、苦しんでベットに寝ているシリルと、それを看病しているミリルの姿があった。 参照先 削除キー (英数字で8文字以内) クッキー情報保存
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